2014/10/18
ピンホール 広角 / ISO100 / FUJICOLOR 100 / カラーフィルム / 20分
秋の夜の朝霧高原はがくんと冷え込む。闇と静けさをも伴い、背後から寒気がじわじわと押し迫ってきやがります。
そんな無防備な私たちを護って下さるのが焚き火様である。ありがたやありがたや。
実験的にピンホールカメラで焚き火の様子を撮影してみた。
焚き火エリア周辺の足元を照らす為にランタンを置いていたのだケド『炎』とランタンの『光』の違いが歴然としていて驚いた。柔らかなベールのような表情の焚き火に対して、このランタンの凄まじいとんがり感よ!
常に形や色を変える火焔を見つめながら、旧石器時代へと心を馳せたり、宇宙の真理を思索している風を装いつつも、口から漏れ出るのは「あったけぇ・・・」しかない。炎は魔力ですワ。